「あさイチ」part7・奇跡のコラボレーション

「外出はしないです基本的に。外出すると落ち着かなくなっちゃって。割と休日とかは、ひとりでこもって」
要するに、スケート、音楽、ゲーム、スケート、というサイクルの毎日なのですね。
自分が本当にやりたい事だけをやる、それは理想の生活です。

あさいち 26

色気は「いやあ、もれてない。大人の色気とか意識したことも出せたと実感したこともない」
「パリの散歩道とか色気を出せと言われて難しかった」
それではあれは、あのファントムの幻惑は、いったい何だったのでしょう。
ここは井ノ原さんの「スケートで経験してる事半端じゃないですからね」というフォローが見事でした。

中国杯の事故にふれて「あれあるからもう、何やっても跳べるな、みたいな、開き直れる感じ」
あの事故を最終的に、そんなふうに総括できて、すべての経験をこれからに生かせて、本当によかったです。
ここでようやく番組の前半が終了です。

左目を開けたまま寝ていたり、耳が動くと言うよりは頭皮全体が動くのだと示してくれたり。
アルコールのアレルギーでお酒が飲めないそうですが、大事な平衡感覚をガードするためにも、お酒は飲まないのが正解です。
イヤホンへのこだわりも、結局は、スケートのために音楽を聴くことに通じているのですね。

あさいち 27

美しいポーズとけん玉の無茶振り。

そしてサラ・オレインさんとのコラボレーションについて。
「生だと、ひとつひとつの息づかい、呼吸というのが毎回違うので」
「本当に、気持ちよく歌ってください」「その時のライブ感を出したいので」
「そっちの方が生きてるんですね、プログラムが」
「二人でやっているからこそより奇跡に近いものがある」
目を閉じて「The Final Time Traveler」に耳を傾ける羽生選手。

あさいち 28

奇跡に近いセッションと聞くと、神戸の夜、福間洸太朗さんに「明日、バラード第1番を僕とコラボしてくれませんか」といきなりお願いした羽生選手を思います。
福間さんはおそらく戸惑いながらも、羽生選手バージョンの「バラード第1番」を急いでマスターし、演技に合わせてく出さったのだろうと思います。
あの時、「バラード第1番」をもう一度と考えていた羽生選手が、福間さんの生演奏と共演することで、その確信をさらに強くしたのかもしれません。

ためらうことなく相手の心に飛び込んでいく羽生選手と、その真摯が呼び起こす、アーティスト同士が共鳴する作品。
本当に、一期一会の奇跡なのだと思います。






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「あさイチ」part6・「SEIMEI」に挑む・その2

「やっぱり感覚違いましたね。構成するにあたって、リズムがゆっくりだという事は、僕たち編曲していろんな曲繋ぎ合わせないと、いい形にならないので飽きてしまうし、単調になってしまうので」

あさいち 22

「それを例えば、4分40秒まで縮めなきゃいけないんですよ。4分40秒で一曲ずつ入っていたとしたら、そこのパートに使われるフレーズが、リズムが遅ければ遅いほど少なくなってしまうんですね」
「そのリズムの調整とか、速度を上げて、ピッチ下げて、元の音にしたりとか、そういう作業も」

あさいち 24

「1秒でも漏れたら1点減点なんで。けっこう1点は大きいんで!」
「0.、本当になんか、採点の基準て皆様には解りずらいと思うんですけど、意外とその0.0コンマ何点の世界で戦っている所もあるので(1点は)割とおっきいんです」

あさいち 23

有働アナウンサー「音楽もそういう挑戦的なものなのに、4回転ジャンプを3回入れるって、なんかどっちかを緩くしてもいいんじゃないかと思うんですけれども、全部上げて臨もうっていうのは、すごい」

「まあ後半にトリプルアクセルという、まあ4回転の前に難しい技があるんですけど、その技を後半に2回入れているんですね。それプラス4回転を後半に1本入れるっていう構成ってなかなかないと思うので、チャレンジ、なんですね、本当は」

あさいち 25

「そのチャレンジっていう事もあって大変だっていうものもあり、それプラスその構成がじゃあ、難易度が高ければいいかって言われたらそうじゃなくてやっぱり確実に決める。そしてその構成に、ジャンプとかに入るまでの、難易度というかステップを入れたりとかもすごく重要になる」



オリジナルの音源がどんなに素晴らしくても、4分40秒の限られた時間に合わせなければならない。
そのために細かなアレンジを加えて再編していくのですね。
そして、難しい和の音楽を選んだ上に、さらに高難度の演技構成への挑戦をする。
1点はものすごく大きい、もちろん0.01点でも多く得点したい、それが試合の厳しさなのに。

今シーズンからのルール改正で、4回転ジャンプで転倒すると、GOEは-4です。
その、ものすごく大きい「1点」を、昨年までより多く失ってしまう事になります。
けれども、ルールが改正されたから挑戦を回避しますなんていう選択は彼にはないのです。

2015 NHK インタ SEIMEI

たとえリスクを取ることになっても、怖れずにひたすらに夢を追いかけ続ける。
「完璧な演技をしたことがない」からこそ、何としてもそれをやり遂げたい。
彼の選手生活の最終目標は、理想の演技での、平昌オリンピックの優勝なのです。
そのために、彼の努力と挑戦とは、今日も捧げられているのだと思います。






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「あさイチ」part5・「SEIMEI」に挑む・その1

「陰陽師」のテーマが聞こえると、「おっ」と反応し、4回転を3回跳ぶ、という解説に頷く羽生選手。

あさいち 16

DOIの「SEIMEI」の演技には、全然だめでしたと残念そうに
「ショーのリンクだったので、小さくて、普通のコースではあり得ないジャンプの跳び方してるんです」

あさいち 17

アリーナ席はお値段が高いだけではなく「氷の温度が上がって溶けたりするんです」
「4回転をやるのは特に難しい」「いい所だけ取ってあります。だから12秒」

あさいち 18

そして、今シーズン、「和」をテーマに選んだことについて詳しく話してくれました。
「世界選手権があって、もう1試合あって、本当だったらその試合のときに、もう来シーズンのことを考えなくてはいけないんですね」
「だいたい自分がどういう曲を滑りたいっていうのを決めていて、でもう振り付けの段階まで入っていかないといけないんですけど」
「それがちょっと遅れちゃったので、わりとテンパってて、世界選手権が僕の中でものすごく悔しくて全然だめだったかったからこそ、次の試合でいい演技ができて若干の燃え尽き、軽い、やっと終わった、っていう感覚があって」

あさいち 19

「やっぱり激動すぎたので今シーズン。だからなんか、ふっとしたときに、何がいいかなっていろいろな意見はいただいてたんですけど、何かうまくはまらなくて、インターネットで、いろんなものを本当に楽曲もいろいんなものを聞いたり、触れたりして調べたりしている中で、今シーズン、和でもいいなかって」
「最初のきっかけは大河ドラマの音楽を聴いたときに、あ、和っていいなって思ったのがきっかけでした」

あさいち 20

「やっぱりプログラムに合っていないとだめなので。例えば今流れてるこのね、音なんかは、この映画のメインのパートなんですけど、このパートを聴いたときにはぱっと自分滑っているのが浮かんだんですよ、いいなあ、この曲いいなあって」
「けどいざ、僕編曲にもちょっと携わったんですけど今回、初めてなんですけど、いざいろんなサウンドトラックから拾ってきて編曲するんですけど、全然合わなくって」

あさいち 21

「基本リズムが和で構成されているのでゆっくりなんですよね。フィギュアに合わないところがあったりもして、そこの感覚難しかったですね」


身振り手振りを駆使しながら、一生懸命に説明する羽生選手。
長くなったので、2つに分けて掲載します。

世界選手権から国別対抗戦へ、その間には、表に出せないあせりがあったのですね。
燃え尽きた気持ちが少しあったことも、もちろんそれらは、今だから言える事なのだと思います。
大きな試合に勝つこと、それだけを一心不乱に目指すことはなかなか難しく、葛藤は常にあるのでしょう。

羽生選手はたくさんのテレビ番組に出演し、たくさんのインタビューを受けています。
けれどもこのように、生放送で、カットも編集もなく、自分の言葉で話せる機会は、ほとんどないと言っていいと思います。
もちろん、番組構成上の制限はあるにしても。
だからこそ貴重な時間を割いて、精いっぱいに話し心を込めて伝えようとしたのだと思います。
本当は、練習がしたい練習がしたい、それがいつも一番なのに。

ですから、この長い発言を、できうる限りに聞き取って文字に残したいと思いました。
過去の事は何度も何度も話し、秘蔵映像ももう秘蔵ではありません。

羽生選手が今知ってほしい事があるとしたら、それは新しいプログラムにかける意気込みなのだと思います。
彼も、まだ誰も、体験してはいない、未来への挑戦。
それが何よりも大切な事なのだと思うのです。






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「あさイチ」part4・境界とか考えない

身長を測るというよりは、背比べですね。

あさいち 11

「ぜひぜひ、重力、なくなっていただければ。ガッ!」と自分の背を伸ばします。

あさいち 12

「大きい方が見栄えがいいので」
「登校のときとかは、あ~氷だったら楽なんだけどなあ、っては思ってました」

あさいち 15

子供の頃、すって歩くので「靴の底が異常に減るのが早いらしくて」
「意識しなさすぎて、いろいろなんか、境界とか考えなくなっていて」

あさいち 13

羽生選手の前の机には、台本もメモも、何もありません。
この長時間の生放送で次々と繰り出される質問に、丁寧に誠実に答え続ける羽生選手。
そのまっすぐさには感嘆します。

そして「境界とか考えない」というひと言。
学校へ通う普通の道を歩いていても、氷の上でスケート靴を履いているような錯覚にあったのでしょうか。
日常と非日常を行き来する子供だった彼が、いつも味わっていた不思議で新鮮な感覚が、今でもまだ彼の中で息づいているように思いました。





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「あさイチ」part3・ファスナーの美学 再び

あさいち 11

「試合用は照明が当たらないこと前提で」
「白のデザインだと上から見たときとかリンクと同化しちゃうので、その同化をしないためにどういう工夫をしていくか」
「基本僕は下は黒ですね」

あさいち 8

このように身体がやわらかいので、後ろファスナーの衣装は自分で

あさいち 9

「こう行って、あとは衣装引っ張って、こうやって、グッ!て」

国別対抗戦 2015


あのファントムのファスナーの美学の再現を、何とも爽快にやって見せてくれました。
こういうの当たり前なんですよと言わんばかりに、潔く体育会系をつらぬく羽生選手の後ろ姿。
バックルームのカメラは邪魔だけれど、そんなものに集中をそがれたりしない。
目の前の試合の事、試合に勝つこと、それだけしか考えていない。
だから、グッと、ファスナーは容赦なく持ち上げられ、戦闘態勢を完成させるだけ。


彼の演技をいろどる華麗な衣装。
でもその緻密に計算された美しさは、もちろん、彼のスケートを引き立てるためこそにあるものです。

そしてもしかしたら、彼自身の美しく整った姿かたちさえも、そのためにだけ与えられているのかもしれません。
だから彼は時として、スケートのために自分を酷使し、痛めてしまうのかも、しれません。






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