そして、長野のファンタジー

ファンタジーオンアイス2016の長野公演も素晴らしいショーのようですね。
BS放送が7月9日なので、楽しみに待ちたいと思います。
特に、ランビエールさんが振付けたという宮原知子選手の新しいエキシビション…!
ランビエールさんが引き出してくれた彼女の新しい魅力に期待です。

そして、クーリックさんとキャンデロロさんの、長野オリンピックメダリストの共演。
ただしキャンデロロさんはこれ以上無理をしないようにお願いしますね。

それから、マリーピエール・ルレさんの空中フラフープは、彼女の御主人が地上からワイヤーを引いていたとは!
まさに命綱で繋ぎ合った、ご夫妻の信頼だったのですね。
天上から吊り下げられている大きな装置の枠が、演技と一緒にゆっくりと揺れていたのを思い出します。


でも何と言っても羽生選手のビデオメッセージです。
メッセージの内容は神戸と同じだったのですね。

…と、言うよりも、神戸では、ビデオメッセージの音声だけを流した。

こちらが、ごく自然な表現だと思います(笑)

4箇所の公演で一段ずつを昇って、この頂点まで到達しましたという感じですね。
それもショービジネスの一環、演出なのでしょう。
できることなら出演したかっただろう羽生選手には、これだけ伝えてくれたらもう充分です。
一度の録画ですんだのも、彼の負担にならなくてよかったと思います。

神戸の音声では、羽生選手の息づかいがすぐそこにあるように聞こえました。
古いラジオを聴くように耳を澄ませることができたのは、やはり幸せなひとときでした。

映像の羽生選手の表情から何を感じ取るかは、その人それぞれの感覚によるのでしょう。
でも、内容から言っても、静かに話すのが自然だろうなと思います。
笑顔がないとか、あまり心配すると「病んでないですよ。笑 」なんて、また言われてしまうかもしれません。(笑)
織田さんの言葉通り、大丈夫、すぐに跳べるようになりますから。


ファンタジーオンアイス2016のツアーも明日でいよいよフィナーレですね。
来年はどうなるのかわからないけれど、いつか、何年か先でいいから、「You Go Your Way」のコラボレーションを観ることができますように。
それまでは、幸せな約束をプレゼントされたようにして、空想の中で幻の演技を育てていくのもいいかな、と思います。


…ハビエル選手が4Loを降りたのですね。

素晴らしいファンタジーをありがとう!



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神戸のファンタジー その4

白いジョニーの「月光」。
福間さんの三連符のピアニシモに、彼の滑走音が響いていく。
赤いジョニーの「ビヨンセメドレー」。
いつも自分の美学を貫いていく彼。

ランビエールさんが爛熟のヨーロッパなら、バトルさんは清新な北アメリカの演技。
対照的な個性が魅力だと思う。
Earth, Wind & Fireの「宇宙のファンタジー」は、オペラシンガーの歌う不思議な世界だった。
映画「フィフス・エレメント」を思い出す。


そして最後に、出演者全員でのエンドロール、「威風堂々~明日への賛歌」。
通っていく川畑さんの声と、響いていく鈴木さんの声とのハーモニー。
舞踏会のように正装した、優雅で高貴な紳士と淑女。
なめらかに流れるように、端正なフォーメーションで、音楽のフレーズをリンクに描いていく。
その優美さは、スケートは貴族のスポーツなのだと誇り高く宣言していた。


羽生選手が出場していないことで、このショーを楽しんでいいのかどうか、少し迷う気持ちもあった。
右脳と左脳が別々のことを言ってくるように感じたりもした。
でもここは、そんなレベルの場所ではなかった。
スケートと音楽にはそれだけの、人を動かし惹きこんでゆく力があった。

フィナーレの、巻き起こる喝采のなかで考えていた。
「THE ICE」の大阪公演なら行けるかもしれない。
まだチケットは取れるだろう。
浅田選手、パトリック選手、高橋さんが観たい。
もちろん、宇野昌磨選手も。宮原知子選手も…!
次の旅への準備をしようと思った。

ありがとう、神戸。

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神戸のファンタジー その3

このリンクだと、ジャンプは上向きに飛ぶんだね。
…一緒に行った夫がそう言った。
もちろん、試合はテレビでしか見たことがないので、ショーとの比較などできるわけではない。
でも確かに、ジャンプポイントはリンクの端の隅にあって、リンクが狭いために助走から着氷までの距離が取りにくい。
そのためか、高く跳び上がって幅は取らずに下りてくるようなジャンプが多かったと思う。
なかには、あれだけのスペースしかないのに本当に跳ぶの?とひやりとしてしまうような選手もいた。
そんななかでもコンビネーションを跳んでくれた選手には、大きな拍手を送った。
もちろん、4回転を降りてくれたランビエールさんにも。

ハビエル選手はジャンプがなかなか決まらなくて、「マラゲーニャ」のあとには両手を合わせてごめんなさいをしていたし、フィナーレでもうまくいかなくて、涙をぬぐう真似をしていた。

世界選手権からずっとショーに出続けていて、疲れがたまっていて、調子がよくないのかもしれない。
それでも、ものすごいスピードでリンクを駆け抜けて行く姿に目を奪われた。
来シーズンはさらに磨いて行ってくれるだろう。

「マラゲーニャ」は、安藤さんが黒い衣装だったので、ハビエル選手も合わせて黒にしたのかもしれないけれど、やはりここは赤の方がリンクに映えてよかったと思った。
照明も暗めだったので、よけいにそう感じたのかもしれない。

安藤さんは、妖艶でエキゾチックな「マラゲーニャ」と、洗練され気品のある「バラード第4番」と、どちらも素晴らしかった。
彼女の存在感、遠くにいてもこちらまで迫ってくるような華のある魅力には、ため息が出るような思いがする。

織田信成さんは、吉田兄弟とのコラボ「Storm」ではリンクを躍動しきっていて、津軽三味線の迫力がそのままスケートになったようで素晴らしい!
けれど、もう一つのプログラムでは少し緊張していたように感じた。
まだ練習の途中なのか、少し難しいのか、どうなのだろう。

ボロソジャル&トランコフ組、あのインドのプログラムを、まさか見る事ができるなんて。
でも少し勢いがないようにも感じた。調子よくなかったのかな。



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神戸のファンタジー その2

青木祐奈選手は、去年もここに来てくれていた。
今年はOn My Ownをメインにした「「レ・ミゼラブル」、曲のドラマをよく表現している。
もう、この子の成長をずっと見守っていきたい気持ちになってしまう。

本田真凛選手、背が高くて身体が大きいのに驚いた。
とても繊細な演技をするので、もっと小柄でほっそりしているのかと思っていた。
可憐さと華やかさに加えて、アスリートらしい力強さ、存在感がある。
最後に跳んだ3F3Tの、セカンドジャンプがダイナミックで素敵。

イリヤ・クーリックさん、長野五輪の王子様。
スケールの大きな演技、豪快なジャンプ、長くスケートを楽しむ心のあり方を伝えてくれる。

ルレさんの幻想、チェスナ夫妻の華麗、ポーリシュク&べセディンのユーモア。
緊張とリラックスとに、一時も退屈することがない。

ブライアン・ジュベールさんの、パリ・テロ事件の犠牲者に掲げる作品。
昨年のボルドーを思い出す。
フランス人としての、彼が演じるレクイエムなのかもしれない。

カッペリーニ&ラノッテ選手。
アイスダンスを観るのは初めてだったけれど、どの瞬間も絵になるような優美さだった。
ユーモラスな演技も楽しませてくれた。

鈴木明子さんの「ブラック・スワン」、宮本賢二さんの振り付け。
音楽の物語の、情感のこもった繊細さと、悲劇的な壮大さとを紡ぎだす、それはもう素晴らしい舞台。
明子さんの瞳が輝いていて、その光の強さに射抜かれそうだった。
何度でも観たくなる傑作だと思った。

そして、漆黒の衣装からからまばゆい白色に一転したカッチーニの「アヴェ・マリア」。
ひとつの公演で妖艶と清純を演じ分けるのは、鍛錬と成熟の証しだと思った。

この時点ではまだ、彼女から婚約の報告はなかったけれど、会場はもうそういう祝福の雰囲気だった。
観客とのアイコンタクトで、彼女は幸せそうに笑っていて、お祝いの気持ちは届いていたと思う。




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「ラ・ヴァルス」…ランビエールのワルツ

ステファン・ランビエールさんがスケートを滑り、福間洸太朗さんがピアノを弾いたラヴェルの「ラ・ヴァルス」。

今でもまだ、ステファン!と繰り返し叫び出したくなる。

胸の中に熱をもった塊が残っていて、そう叫びでもしないと苦しくて息がつまりそうになる。

「ラ・ヴァルス」には「管弦楽のための舞踏詩」という副題が送られている。

舞踏詩とは、なんと豪奢な美しい言葉だろう。

絢爛とした舞踏会のワルツに興じる人々を、渦を巻くような音のうねりがさらっていく。

不協和音の連打がいざなう、悪魔のように圧倒的な踊り。

ひとりのピアニストと、ひとりのスケーターしかいないのに、時間と空間をすべて塗りかえてしまうような、壮麗な世界。

気品と堕落、端正と混沌、優雅と退廃。

音楽はリンクの上で視覚化され、スケートは舞踏を越えてゆく。

その奇跡はいきなり幕を降ろし、演者は二人ともその場に倒れ込む。

不道徳なほどの美しさだった。



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