太田由希奈さんが羽生結弦選手をほめてくれたこと

グランプリファイナルの羽生選手の演技を、太田由希奈さんが褒めてくれていた事。

羽生のジャンプ、自然体だから美しい

太田さんの選手時代、その演技はとても美しくて柔らかく、バレエのようになめらかでした。
特にスピンやステップの優雅さ、手や腕の表情の多彩さ、繊細さは、素晴らしかったと記憶しています。
しかし怪我をされ、なかなか回復することなく、引退されました。
あまりに体が柔らかいと、ジャンプを決めるのは難しくなる。
いつか佐野稔さんが羽生選手について「ビールマンもできてジャンプもできる、そんな選手は普通いません」とおっしゃっていました。
柔軟性とジャンプ力とを両立できるというのは、本当に稀有なことなのですね。

さて、この記事でとてもうれしく思ったのは、羽生選手のジャンプ以外のところをほめてくれている事です。

「音の取り方だったり、スケーティングのきれいさだったり、フリーレッグの位置だったり。」
「スケーティングの最も基本となるクロスがしっかりと深く入っていて、氷へのタッチがとてもきれいになった。」
「高橋大輔選手も氷へのタッチが素晴らしかったが、羽生選手のスケーティングも本当に上達している。かつての日本のエースから新エースへ。長所がしっかり受け継がれている」
「つなぎの部分が美しくなったからこそ、今の羽生選手のプログラムは一枚の完成された絵のようだ。」

そうです、そうなんです!
羽生選手のスケーティングやトランジッションについて、太田さんが褒めてくださったことがとてもうれしい。
オリンピックで勝ってからも、怠ることなく努力し続けた羽生選手の成果を、ちゃんと見てくださったのがうれしい。
しかも、高橋大輔さんの長所を受け継いでいると認めてくださった事、涙が出るほどうれしい。

どの選手も、怪我や不調、辛い経験と戦いながら、努力し続けてきたのですよね。
羽生選手の「オペラ座の怪人」はまだまだこれから、もっともっとよくなります。
そうしたら太田さん、どうかまた、ほめてあげてくださいね。


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羽生結弦選手・ルッツをおさらいする 笑っちゃダメよ!

羽生結弦選手は、グランプリファイナル・フリーの「オペラ座の怪人」で、最後のルッツで転倒、回転不足でダウングレードされてしまった…!
この一瞬の不覚でルッツの得点は2.52点。もちろん、もうすでに勝利は決まっているのですけれども。
でも、神話となるか伝説となるかという演技の、ほとんど唯一残念だったこのミスで、彼は思わず笑ってしまったのですね。
「羽生 グランプリファイナル」転倒の後

いや、笑っちゃう気持ちもわかるんですよ。
ここまでできていて転んじゃった~!とか、ああもう足へろへろだよ~とか、とにかく滑れるのがうれしいんだ!とか。
はい、ただの妄想ですけれど。笑顔大好きなんですけど。とっても幸せそうなんですけど。

…でもこれ、ファントム演じてるんですよね?つらい悲劇なんですよね?
素にかえっちゃだめですよ、最後まで演じ切りましょうよ!

と、思ったら、キス&クライに戻る直前に振り返って、ちゃんとルッツのおさらいをやっています。
「羽生 グランプリファイナル」おさらい

う~ん、さすがです!
転んでもただでは起きずミスを教訓に、改善点を確認し、次の向上につなげるトレーニングを怠らない。

そしてこの、サッカー選手のようなガッツで観客の賞賛に答える姿といったら。
「羽生 グランプリファイナル」エンディング

ある時は繊細に、また大胆に、純真に、また冷静に、いつもいつもゆさぶりをかけ、魅了してくる彼。

かわいい笑顔は、演技のあとでね!



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岡部由紀子さんの羽生結弦選手「オペラ座の怪人」解説

グランプリシリーズとファイナルの総集編をBSで見ました。
ISU審判の岡部由起子さんが羽生結弦選手のファイナル「オペラ座の怪人」を解説をしておられました。
岡部さんは、ソチ・オリンピックで羽生選手が優勝した時、フラワーセレモニーのあとで審判席から身を乗り出して羽生選手を祝福してくださった、あの美しい方ですね。無良崇人選手のお父様と、かつてペアを組んでいたのだそうです。
ジャッジの解説とはとても貴重なので、ざっとですが岡部さんの言葉を聞き取ってみました。
  
オペラ座 岡部さん解説 投稿者 yusu01207

4サルコウ・無駄な力が入らず飛距離・流れもある
4トウループ・無駄な力なく難しい入りかたをしている
フライングシットスピン・難しいポジションとバリエーションでレベル4(ここはとても詳しい解説)
ステップ・やわらかい表現で去年から進化している
後半の3ルッツ2トウループ・手を挙げて難しい
3アクセル3トウループ・後半にこのようなジャンプのできる選手はなかなかいない
3ルッツ・転倒し回転不足
スピン・難しい入り方で足替えがあり美しいポジション・羽生選手はスピンも上手

そして、事故からよく回復しこれからますます進化していくのだと思う。質の良い4回転と、後半に3Aを二回コンビネーションで跳ぶのはなかなかできないこと。末恐ろしく、心強く、素晴らしい、と。

なるほど、羽生選手のどこをジャッジが高く評価しているのか、とてもよくわかりました。
ジャンプはもちろんですが、ステップや表現について褒めてくださっているのがうれしかったです。
「バラード1番」を見ても、情感あふれるしっとりした美しさがとてもよく表れていますよね。
「パリの散歩道」のジャンプの見事さだけではない、王道を行く羽生選手の演技がそこにあります。

そして何より、岡部さんの言葉でうれしいのは、羽生選手がこれからもっともっと伸びていくことを信じ、期待しておられること。
そう、羽生選手には未来があり、さらなる輝きをつかもうとする強い意志があるのです。
そんな彼だからこそ、これからも応援できることが、ファンとして本当に幸せだと思います。





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羽生結弦選手の「オペラ座の怪人」 幻惑されるクリスティーヌ

グランプリファイナル・フリーの「オペラ座の怪人」は、ライブでは朝5時に起きてストリーミングで見ていたので、なんだか夢の中で酔わされたみたいだった。
改めて、録画したテレビ放送を何度も見返してみると、その素晴らしさに、ファントムに幻惑されるクリスティーヌの気分に(勝手に)なってうっとりしてしまう。
テレビ画面のこちらからでもそう感じるのに、射るような視線を投げかけられ長い指先で誘われたジャッジの女性は、椅子から落ちてしまわなかっただろうか?
もちろん崩れ落ちるかわりに、審判の仕事として公正に、90点を超える演技構成点をつけてくれた。

しかしなんと言っても素晴らしいのは、そのジャンプの見事さ、難しい構成をするするとこなす力量だ。
長い助走などなくいきなり踏み切って、シュルシュルッと上がっては、一陣の風のようにすっと下りてくるその爽快さ。
ついに成功したクワドサルコウ、もう怖いものなしのクワドトウループ。
そして何より鮮やかなトリプルアクセルを、一回は3回転トウループにつなげて。
さらに、振り向きざまのアクセル・ループ・サルコウの三連続。
ああもう、ファントムに手を取られ、くるくると舞い踊るクリスティーヌの気分。

・・・いやいや、冷静にスコアを読むと、このアクセル連続技のそれぞれが16点台を獲得している。
結果として、2位の選手と20点差もついてしまうはずである。
「後半にジャンプを持ってくると得点が1.1倍になる」とわかっていてもそうそうできないのに(そうそうできないから1.1倍なのだろうが)体力がないなどと言いながら後半のジャンプは5本もあるのだ。
どんなに表現ができ踊れる選手でも、ジャンプが跳べなければトップでは戦えるわけがない。
簡単で安全なプログラムをこなして「わたし転ばないので」ではもう勝てない時代なのだ。

ジャンプの天才が大人の表現も身に着けたらどうなるか、それはもう、無敵だという事になるのです。

同じパリはパリでも「パリの散歩道」の時、安藤美姫さんは、羽生選手のことを「まだ男性じゃない」と言っていた。
それはなかなかに的を得た指摘ではあった。
今の彼を見て、安藤さんはいったい何と言うだろうか?

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羽生結弦選手の雄弁と聡明 松岡さんと織田さんと

羽生選手のファイナルが終わってエキシビションの始まる前、松岡修造さんと織田信成さんが羽生選手にインタビューしているのを見て、羽生選手の言語能力に脱帽しました。
そして謙虚な言葉で抑えても、自意識の強いところがちらちら見え隠れする羽生選手、それもまた彼の魅力なのです!


20141214エキシ前 修造、織田×羽生インタ 投稿者 yuzupinoko

羽生選手は松岡さんにメダルを掛け、「インタビューとかで学ぶことが多かったので」と感謝した。
羽生選手はいつも弁舌さわやというのか饒舌というのか、試合のすぐ後の取材でも、息切れし大汗をかきながらもとにかくよくしゃべる。
全力をつくした試合の後でも、頭をフル回転させて言葉を選びながら出してくる、その姿は彼の聡明さの証明だ。
苦しんだNHK杯の時には、インタビューに答えながら自分の思考を整理し気持ちを立て直す、という超絶技までやってのけた。
ファイナル直後のキスクラでは、通訳なしの英語インタビューにも果敢に答えていた。

思考や感情を言語化するというと、氷上の哲学者・町田樹選手をまず思い出すのだけれど、町田選手が難解な二字熟語四字熟語を駆使するのに対して、羽生選手はごく普通の口語でちゃんと勝負してくるのが素晴らしいと思う。
(大きな声では言えないけれど、リンク外の舌戦も実はひそかな楽しみだったりするので、町田選手の全日本での復活を期待しています)

松岡さんは、中国杯のアクシデントの時リンクサイドにいて、「羽生さんは出場するべきではない」と明言していた。
その事は羽生選手も、おそらく後で知っただろうと思う。
何しろ、日本に帰ってきたら賛否両論の渦が巻き、コーチやスタッフまで批判される騒ぎとなっていたのだから。
しかし、その発言は、元アスリートとして、今もテニス選手を育てている教育者としての松岡さんだからこそ、羽生選手の身と将来を案じるからこそであったことを、彼はすぐに理解したのだと思う。
松岡さんと羽生選手との間に、あたたかな尊敬と共感があり、羽生選手が心を開いていることが、今回のインタビューにもよく表れていた。

一方の織田信成さんは、引退してからそのタレント力を発揮しているし、競技の解説でも選手を褒めてくれて好感度が高い。
しかしこのインタビューでは、「すごすぎてちょっと言葉にならないですね」と逃げたところを「いや、でも、しなきゃだめなんですよ仕事」と羽生選手に突っ込まれてしまっている。
どうやら、ファイナルのメダルを松岡さんの首にかける、というところから、選手としての織田さんが蘇ってきて、動揺してしまったのではないかなと思った。
そこがまた、ドSと言われる羽生選手、ドMと言われる織田さんの面目躍如なところなのだが。
どんな状態にあっても言葉にしてすべてを伝えなくてはならない、それが貴方の仕事なんですよと羽生選手に教えられてしまうとは、織田さんらしい不覚ではある。

織田さんと言えば、よくザヤックルールに引っかかって真っ青になっていたのを思い出す。
今の羽生選手にはそんな危うさはなく、頭の中で演技を組み立て計算する能力も非常に高い。
全力で演技しながらも、瞬間瞬間に自分の演技を記憶し分析し判断していく能力。
いつもの試合でもそうであるのに、中国杯では怪我をした姿で計算を始め、わずかの間に構成を変えて演技して見せた。
聡明な人でなくて、そんなことができるわけがない。


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