神戸のファンタジー その2

青木祐奈選手は、去年もここに来てくれていた。
今年はOn My Ownをメインにした「「レ・ミゼラブル」、曲のドラマをよく表現している。
もう、この子の成長をずっと見守っていきたい気持ちになってしまう。

本田真凛選手、背が高くて身体が大きいのに驚いた。
とても繊細な演技をするので、もっと小柄でほっそりしているのかと思っていた。
可憐さと華やかさに加えて、アスリートらしい力強さ、存在感がある。
最後に跳んだ3F3Tの、セカンドジャンプがダイナミックで素敵。

イリヤ・クーリックさん、長野五輪の王子様。
スケールの大きな演技、豪快なジャンプ、長くスケートを楽しむ心のあり方を伝えてくれる。

ルレさんの幻想、チェスナ夫妻の華麗、ポーリシュク&べセディンのユーモア。
緊張とリラックスとに、一時も退屈することがない。

ブライアン・ジュベールさんの、パリ・テロ事件の犠牲者に掲げる作品。
昨年のボルドーを思い出す。
フランス人としての、彼が演じるレクイエムなのかもしれない。

カッペリーニ&ラノッテ選手。
アイスダンスを観るのは初めてだったけれど、どの瞬間も絵になるような優美さだった。
ユーモラスな演技も楽しませてくれた。

鈴木明子さんの「ブラック・スワン」、宮本賢二さんの振り付け。
音楽の物語の、情感のこもった繊細さと、悲劇的な壮大さとを紡ぎだす、それはもう素晴らしい舞台。
明子さんの瞳が輝いていて、その光の強さに射抜かれそうだった。
何度でも観たくなる傑作だと思った。

そして、漆黒の衣装からからまばゆい白色に一転したカッチーニの「アヴェ・マリア」。
ひとつの公演で妖艶と清純を演じ分けるのは、鍛錬と成熟の証しだと思った。

この時点ではまだ、彼女から婚約の報告はなかったけれど、会場はもうそういう祝福の雰囲気だった。
観客とのアイコンタクトで、彼女は幸せそうに笑っていて、お祝いの気持ちは届いていたと思う。




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鈴木明子さん、おめでとうございます!

鈴木明子さんがご結婚されるのですね。
本当におめでとうございます!
FaOIでは、傑作だと聞く「黒鳥」を楽しみにしていましたが、もっと幸せあふれるプログラムになるのでしょうか?
わからないけれど、お祝いの気持ちをこめて、たくさんの拍手を贈ってきたいと思います。

羽生選手は、DOIの欠場が発表されましたね。
早く発表してもらったほうが、安心して治療に取り組めると思うし、来シーズンへの準備も進むだろうと思います。

そして、ISUの総会も終わりましたね。
ルール改正への対応策を練るのも、今なら、将来を見据えてじっくりと取り組めるのではないかと思います。
特に、2018シーズンから、GOEが-5~+5の11段階になること。
GOEに3.0がついている…!と驚いたのはつい最近のことでした。
でも、満点に慣れてしまうと、旧採点の6.0と同じように、もうこれ以上がない事が残念になってしまう。
羽生選手に、「最高得点を塗りかえてみない?」とささやきかけているような改正ですね。
しかも、2019年のワールドはさいたま開催とか。

いずれにしても、アスリートが将来のヴィジョンを描くためには、Stay Healthy が必須条件です。
鈴木明子さんも、ご病気を乗り越えてここまで来られたのですよね。

と、あれこれ思いながら、神戸FaOIに向けてどきどきする毎日です。


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フィギュアスケートTV・振り付けを考える

八木沼純子さん、宮本賢二さん、鈴木明子さんが振り付けについて語り尽くす「フィギュアスケートTV」。
もう、何から書こうか迷うほど、内容が濃くて面白い番組でした。
宮本賢二さんの振り付けは、
コーチからの依頼→選曲(選手・コーチの希望)→エレメンツの確認→氷に乗って振り付け。
そして、練習→見直し→試合→見直しと、試合に出ながら見直しを繰り返していくのですね。
この、試合→見直しのサイクルが、昨シーズンの羽生選手には、残念なことにできなくなってしまったのでした。

一番大切なのは、すべてのスタートとなる「選曲」ですね。
羽生選手もそうですが、選手が自分で選曲する事は少ない、と聞いていました。
でも、宮本先生の方針は、選手の好きな曲をまず優先する事のようです。
それを今、羽生選手は実行していて、それによってさらに音楽表現を深めているのでしょう。

選曲、振り付け、衣装にも流行がある、と聞くと、なるほどと思います。
脚を蹴りあげる振り付けは羽生選手もやっていましたが、それが、上半身の動きをチェックするジャッジへの対応にもなっていたとは。

鈴木明子 リベルタンゴ 2

宮本賢二さん振付・鈴木明子さんの「リベルタンゴ」。
鈴木さんは、中学生の時もやった曲だと迷いながら、結局この曲に戻って選んだのですね。
観客に向って強く挑みかかってくるような演技は、中学生の時にはできなかった妖艶さなのではないかと思います。

人気投票で1位のジェフリー・バトルさん振付・羽生結弦選手の「パリの散歩道」。
何度も見たこの演技を、あらためて「振り付け」として観ると、いかに緻密に計算しつくされ、研ぎ澄まされているのかがよくわかります。
緊張と弛緩、視線の投げかた、肩や背中で作り出すライン、けだるさの中にちりばめられたアクセントの新鮮さ。

そして宮本賢二さん振付・高橋大輔さんの「eye」。
これはもう、宮本さんの最高傑作です!
あの高揚感、疾走と急停止、ひねる身体からほとばしる情熱、その狭間のやわらかな誘惑。


最後に八木沼さんからの結論、振り付けとは。
「お互いの空気感、呼吸があって出来るもの」





画像はこちらからお借りしました。ありがとうございます。
2008 DOI リベルタンゴ

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中日体育賞・浅田選手と名古屋城

第29回中日体育賞を受賞した羽生選手。  中日新聞
梅雨の晴れ間のようなさわやかさで、でも真剣に話してくれていました。

「過去に受賞された方々のお名前を拝見させていただいたんですけれども」
と、先輩アスリートに敬意を払う羽生選手。
「伊藤みどりさんと同じ賞をいただけるっていうのは何か歴史を感じました」

中日賞

「名古屋でショーをさせていただくと非常に目の肥えたファンのかたがいるなという印象があって」「プレッシャーを感じながらいつもアイスショーをやっています」

中日賞

浅田真央選手の現役復帰に関して
「浅田選手に関しては僕がどうこう言える話ではないと僕は思っていて」「浅田選手がやると決めたからには浅田選手の気持ちがあると思いますし」「僕がそこの気持ちに触れる事ってとても難しい事だと思うんですね」

中日賞

「浅田選手のスケートに対する思いと言うか、そういうものに非常に強い選手だなといつも感じているのでスケートの情熱のようなものをまた試合で感じることができるのは非常に僕自身うれしく思っています」

中日賞

鈴木明子さんからの質問に笑顔になります。
「二十歳の、普通の羽生結弦に、オフの自分に戻れる瞬間ってありますか」
「それは鈴木明子さんがよく知ってると思うんですけど」

中日賞

「あえて言わせていただきますとアイスショーのバックヤードなんかではやっぱり仲のいい選手もたくさんいらっしゃいますし」「まあ、ゆづって言ったらいいのかな」

中日賞

「アイスショーなんかではたくさんのやさし~い先輩方がいらっしゃいますし頼もしい後輩もいますし、選手としての自分がいるとともに素の大学生の自分が両立できる唯一の場だと思うので、アイスショーなんかほんとに楽しいなと思いますし、先輩方のおかげかなと思っています」

無題4

そして「僕けっこうお城が好きで」「引退したら(名古屋城に)また来たいなと言うか」


浅田選手の現役復帰については、もう何度も同じことを聞かれていますよね。
今回は、かなりはっきりと自分の言いたい事を言っていました。
メディアが欲しがっている答えはちゃんと提供する。
でも、「浅田選手の気持ちは僕が忖度すべきではありません」「休養も復帰も、軽々しく喜んだり残念がったりすることではありません」とでも言いたげでした。
これが本音と建前の世界でしょ、とばかりに、記者を鋭い眼光で射抜いていました。
たまには、メディアに一矢報いてもいいのかな?!

そして鈴木さんの質問に答えた、アイスショーの舞台裏の楽しさ。
織田さんや鈴木さんとふざけて写真を撮ったりする、そんなときに無邪気に「ゆづ」になってリラックスできるのでしょうね。

それから、引退したらお城めぐり?
定年退職ですか、とひそかに思ったけれど、彼らしい関心の持ち方ではあるかと思います。
引退、そしてそれからの事を、頭の中ではいろいろと考えているのでしょうね。

来シーズンのプログラムについての話題は、長くなったのでまた次回に。


  

画像はこちらこちらからとらせていただきました。ありがとうございます。

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幕張は金曜日

織田信成さんは、おめめぱっちりんこ

2015 FaOI

宮本賢二さんは、まさかの壁ドン

2015 FaOI

久しぶりに見る、日本での羽生選手の姿にくらくらしています。
でも楽しそうで、元気そうで、よかった!

ファンタジーオンアイス・幕張公演は5月29日18時開幕ですね。
ということは、29日の夕方から、自宅待機の私はいったいどうしていたらいいのでしょう。
ベッドから出ない。映画館に行く。山寺に籠る。地下に潜る。
…無理ですね。
ネットを遮断するなんて無理です。
きっとじっとしていられず、ちょこっとチェックしては見なければよかったと後悔するのでしょう。

30日にはBS朝日で16時から生放送(一部ディレイを含む)があります。
「人気公演につきチケットを取れなかった方も、現場の臨場感そのままにライブ感覚でお楽しみ頂けます!」
だそうです。期待してます。


須藤元気×宮本賢二 フィギュア振付 美はこうして... 投稿者 japanskate

先日、宮本賢二さんが須藤元気さんと対談された動画です。
宮本さんの振り付けの美学に感じ入ります。
「どこから見ても3Dに見えるように」というのは、なるほどと思います。
無音であるとか、自然音、雨の音だけを振付けしたい、というのも面白いと思います。
そういう斬新な試みがいつか実現するのを見たい気がします。
内なる音楽に耳を澄ませ、外へと表現する。
究極の美の姿かもしれません。




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