100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」~2

NHK・Eテレの「100分de名著」で取り上げられた、
アドラー「人生の意味の心理学」の後半についてです。

アドラーは、人間のすべての悩みは対人関係の悩みであると言っている。
人間は、自分自身の人生を描く画家である。
承認欲求が強すぎるあまりに、他者の期待を満たすために生きてしまったら、
本当の自分ではなく、他の誰かの人生を生きることになってしまう。
自分の課題と他者の課題とを分離し、他者の課題に踏み込み過ぎてはならない。
自分の行為の価値は自分で決め、その結末を自分自身で引き受けるのが人生である。
それは、幸せになるための勇気である。
対人関係は悩み深いものだが、生きる事の幸福もまた、人と人との関係にある。

それでは、幸福になる方法とはどんなことだろう。
アドラーはそれを「共同体感覚」と呼んでいる。
他者を仲間とみなし、そこに自分の居場所が見つかれば、
仲間たちのために貢献しようと思える。
その共同体とは、家族にはじまり、広くは社会、人類、宇宙の全体にまで及んでいる。
人生の意味は全体への貢献である。
人は全体の一部であり、全体とともに生きている。

自分で自分の課題のために行動し、自由に生きるようとすることは、
もしかしたら他者に受け入れられないかもしれない。
その時は、嫌われる勇気を持って、もっと大きな共同体への貢献を探ればよい。
人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。

自分を受け入れ、短所を長所に置き換え、長所を生かして他者に貢献する。
他者を仲間だと信頼し、誰かの役に立っているという貢献感が、人間の幸福である。
自己への執着を他者への関心に切り替え、自己と他者を常に勇気づけていく。

その勇気づけのためのキーワードが「ありがとう」である。



アドラーの本を読み、その言葉を聞いていると、
いつも、羽生選手のことを思い出します。




さて、「100分de名著」の次回からは、磯田道史先生が登場されています。
これもひとつのシンクロニシティと言うべきでしょうか。
…あ、それは、ユング心理学のほうでしたね!
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「無私の日本人」

磯田道史先生の著作「無私の日本人」から、「穀田屋十三郎」を読んでみました。

その前に、先生自ら書かれたこちらの解説を読んで、
「この世にもともと他人事というものはない。
みんなで幸せになれる手段を模索していた」という一文に、たいへん感銘を受けました。

ある老人の執念がこの本を書かせた

この本は、一般向けの歴史書でも歴史エッセイでもなく、歴史の解説をはさんだ歴史小説です。


「人の心は種である。果てしない未来を拓く種である」
その種となるために心をつくし知恵を絞って奔走する、無私無欲の人々を描いています。


どこかで聞いた話だけれど、例えば、ひとりのお殿様を頂点として、主従制、上下関係が固められ、命令が下りて行く集団を「ツリー」という。
ひとりが頂点に立つのではなく、複数のリーダーがいて、それにつらなる人々がいて横の関係をつくり、目的をひとつにし協力しあう集団を「リゾーム」という。

江戸時代の武家社会は厳然とした「ツリー」が基本だけれど、庶民の間には「リゾーム」の原理がある。
この物語は、ツリー対リゾームのお話。

高い倫理観を支柱に、お金を武器に、平和のうちにたたかう一揆、一味同心する人々。
そして、粘り強い交渉をかさねた末に和解を見い出す、稀有な、驚異の物語です。

支配と被支配の絶対的な関係にある存在が、身分を越えて理解を通わせる。
それを媒介するのは文化の力。


このお殿様は文人であり、藩主としては「君臨すれども統治せず」に近いのではないかと思います。
その後撫民につとめたのかどうか、そこまで明らかにはされていませんでした。


吉岡宿復興の史実は、震災からの復興へのヒントを暗示している。
「みんなで幸せになれる手段を模索する」という精神は、
大震災から五年を経て、いまだ道半ばである復興を成し遂げるために、
探り続けなければならない基盤かと思います。





本を読む時間がなかなか取れず、記事が遅くなってしまいました。
少しずつ元のペースに戻れればと思います。

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少しは、落ち着いてきた

「殿、利息でござる!」
っていうタイトルで、
「笑って泣ける痛快時代劇」なんですね?
この映画、思いきりコメディーなんですよね?
「知恵と勇気と我慢」なんですよ!

もしかしたら、最後に出てくるお殿さまは、「泣ける」の担当なのかな??

それで、「庶民×お上」で、
「ゼニと頭は使いよう」なんですよ~
メッセージたっぷりですね~
コメディーだから(^^)

落ち着いてきた、というのか、やっと、慣れてきた~

「知恵と勇気と我慢」です!


CMや献血キャンペーンは、羽生選手本人だけど、
映画は「演技」なんですよね?

映画は、個人競技じゃないんですよ~


自分の一番好きな事、一番得意な事でこそ、貢献してほしい。
他のだれにもできないことができるのだから、っていう気持ちには変わりがない。

でも、どんなに音楽好きでイヤホンマニアでも、頼まれても歌わなかったのに。
貴重な貴重な夏の時間を使って、
映画に出ることは快諾したのなら、その志を買いましょうとも。

だって、ファンだから~


それで、私の「知恵」としては、今から「無私の日本人」を読もうと思います。
多分、原作はコメディーじゃないと思います。
まだ読んでいないのでわかりませんけれど。
きっと立ち直れると思います。
いや、ぜひ、立ち直りたい!
磯田先生、お願い!




あ、もちろん、コメディーがいけないっていうわけじゃありません。
でも、もし仮に、次のプログラムはチャップリンメドレーです、って言われたら、衝撃です…

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まさか・・・

まさかと思ったけど本当だったみたいですね。
眠れなくなってしまいました。

昨年の夏、「KENJIの部屋」でお仕事が大変…と言われていました。
7月に撮影したのならそれはスケジュール的にも大変だったろうなと思います。

だけど、「アイドルではなくアスリート」と何度も繰り返していたのに。
スケーターとしてスポンサーのCMに出演したり、
献血のキャンペーンに出ることと、
いくら仙台藩主の役とは言え、俳優として映画に出演することとは、
意味が違いすぎる。

仙台藩のお話だから?
震災に関連しているから?
東日本放送の記念事業だから?

磯田道史先生は震災史の研究もしていらっしゃる。
『天災から日本史を読みなおす』を読んで記事も書きました。
だから、その意義はよくわかります。

でもね。
畳の縁は、足で踏まないほうがいいと思う。

でもね。
映画出演は、引退してからにしてほしかった。




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