大晦日に

今日は6月30日。
フィギュアスケートのカレンダーでは、2015-2016年シーズンの大晦日ですね。
明日から新しい一年が始まる、今日を境に、このブログからいったん離れさせていただきたいと思います。

今、羽生選手は長い休養から練習を再開し、新しい冒険を始めたばかりです。
私も、どこか新しい場所をみつけて再出発をしたいと思っています。

これからも、平昌オリンピックへ向けて羽生選手を応援したいと思います。
素晴らしい選手のみなさんへの尊敬と信頼を持って行きたいと思います。

新しい一年の始まりとともに、新プログラム、ルール改正、アサイン、そして、
シーズンを通してのピーキングと、オリンピックへの長い助走を見通していければと思います。

クリケットクラブのリンクに戻ってきた羽生選手の順調な回復と、
手術を受けたハビエル選手の速やかな快癒をお祈りしています。

あらためて、あの素晴らしいファンタジーオンアイスは、欠場した選手、故障を抱えている選手を、
みんなで補い合い支え合って実現した舞台だったのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

読んでくださったかた、コメントをくださったかたに、心からのお礼を申し上げます。

お引越し先はこれから探そうと思っているので、このブログはこのまま残しておきます。
それでは、今まで本当にありがとうございました。


y.f
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フィギュアスケートLife Vol.6…4回転の未来

羽生選手もハビエル選手も、高度な4回転を跳ぶ事による、ジュニア選手の故障について気にかけてくれています。

羽生選手。
「どんどん技術が進化していくにあたって、身体にあわない技術の進歩が見られてきているのかな」
「山本選手も含めて、やはりちょっと身体に負担が大きいのかなという感じが、なくはない」

ハビエル選手の提言はさらに具体的です。
「どこかの時点で国際スケート連盟が制限を設けるべきだ」
「4回転ジャンプというのは本当に爆発的な力が身体にかかるんです」
「若い選手たちは、まだまだ時間があるのだということを理解していない」

まだ骨の成長途中にあるジュニアの選手たちが、「今」勝ちたいという気持ちの強さのあまりに、将来を考えない。
自分自身の経験から、ハビエル選手は、彼らの挑戦に理解を示しながらも警告しています。
4回転が跳べるようになること、それは若い選手にとって素晴らしくうれしい事だとよくわかるからこそ。
彼らへの思いやり、スケート界全体への愛情を感じます。

そして、さらに大先輩であり、公式戦で初めて4回転を跳んだカート・ブラウニングさんのお話を、青嶋正さんが伝えてくださっています。

「4回転は身体にとって大きなダメージだと理解していた」
「4回転というのはキャパシティがあるイメージ。例えば現役のうちに1000回跳べる、みたいな」

五輪で勝ちたいなら逆算して、ジュニアの時から考えていく必要がある。
今この時に4回転を跳ぶ必要があるのか、と。
とても興味深いお話だと思います。

ジュニアワールドへ出発直前に怪我をした選手。
エキシビションで4回転を跳んで怪我をした選手。
まだ若い彼らの身に起きたことを考えると、将来ある才能を育ててゆく事の重さを痛感します。
次のシーズンから、彼らが元気に復帰してくれますように。



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神戸のファンタジー その3

このリンクだと、ジャンプは上向きに飛ぶんだね。
…一緒に行った夫がそう言った。
もちろん、試合はテレビでしか見たことがないので、ショーとの比較などできるわけではない。
でも確かに、ジャンプポイントはリンクの端の隅にあって、リンクが狭いために助走から着氷までの距離が取りにくい。
そのためか、高く跳び上がって幅は取らずに下りてくるようなジャンプが多かったと思う。
なかには、あれだけのスペースしかないのに本当に跳ぶの?とひやりとしてしまうような選手もいた。
そんななかでもコンビネーションを跳んでくれた選手には、大きな拍手を送った。
もちろん、4回転を降りてくれたランビエールさんにも。

ハビエル選手はジャンプがなかなか決まらなくて、「マラゲーニャ」のあとには両手を合わせてごめんなさいをしていたし、フィナーレでもうまくいかなくて、涙をぬぐう真似をしていた。

世界選手権からずっとショーに出続けていて、疲れがたまっていて、調子がよくないのかもしれない。
それでも、ものすごいスピードでリンクを駆け抜けて行く姿に目を奪われた。
来シーズンはさらに磨いて行ってくれるだろう。

「マラゲーニャ」は、安藤さんが黒い衣装だったので、ハビエル選手も合わせて黒にしたのかもしれないけれど、やはりここは赤の方がリンクに映えてよかったと思った。
照明も暗めだったので、よけいにそう感じたのかもしれない。

安藤さんは、妖艶でエキゾチックな「マラゲーニャ」と、洗練され気品のある「バラード第4番」と、どちらも素晴らしかった。
彼女の存在感、遠くにいてもこちらまで迫ってくるような華のある魅力には、ため息が出るような思いがする。

織田信成さんは、吉田兄弟とのコラボ「Storm」ではリンクを躍動しきっていて、津軽三味線の迫力がそのままスケートになったようで素晴らしい!
けれど、もう一つのプログラムでは少し緊張していたように感じた。
まだ練習の途中なのか、少し難しいのか、どうなのだろう。

ボロソジャル&トランコフ組、あのインドのプログラムを、まさか見る事ができるなんて。
でも少し勢いがないようにも感じた。調子よくなかったのかな。



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「フィギュアスケートLife」Vol.6…羽生選手とハビエル選手

「フィギュアスケートLife」Vol.6をとても面白く読んでいます。
まるでスケーター百科事典のように、ひとりでも多くの選手を紹介し、その選手のよさを伝えようとする、熱意に溢れた構成。
すべての選手へのリスペクトが感じられ、ページを開くたびにその魅力にうっとりしてしまうような一冊です。
その内容の濃さに、一ページごとに一つの感想記事を書いてもまだ足りないような気さえします。

羽生選手へのインタビューも、彼の言葉がすっと届くように感じます。
ワールドからひと月半を過ぎて、まだ痛みのある中で当時を振り返る羽生選手の言葉の静かさには、胸を打つ響きがありました。
日々乱高下する体調の波をかいくぐるようにして、足の痛みと腫れをおさえながら試合に出た。
その葛藤をあがなうかのように、自分の表現を追求しスケーティングを楽しみ、清々しく演じきることができたエキシビション。

「交感神経が高ぶりすぎて、その副作用でフリーを失敗した」というのも、羽生選手らしい感覚だなとうなずけました。
あまりに細かく分析して、メソッドとして説明しようとすると、かえって迷路に入り込んでしまうかもしれない。
羽生選手は確かに、自分を客観視して考える論理的なスケーターかもしれないけれど、その個性的な感覚を、身体でも言葉でも直感として表現していく人でもあると思います。


ところがこの本について、amazonのレビューなどで批判が展開されているのを知りました。
それは主に、ハビエル選手の記事のこの部分についてのようです。
一部引用させていただきます。

「ああいうことは、(ホームリンクで)練習しているときでも、時々あることです。誰もが誰かの邪魔になるような場所にいる、ということがあるものだからね。僕は2人どちらの立場もわかります」
「ユヅルは「僕がすごいところを皆に見せてやる」みたいに思っていたけどできずにイライラしたと思います」
「デニスの方はちょうどスピンをやっていたから、ユヅルが見えなかったんじゃないかな。スピンをしている最中にどうにかしようと思っても、実際のところ何もできないものだし」

これを読んで、ファイナルの時、バルセロナの観客のハビエル選手への大歓声を聞いて、「見てろよ!」とダッシュして「俺だぞ!今から俺が滑るんだぞ!」と3Aを跳んだ、と言った羽生選手を思い出しました。
そんなふうにしてモチベーションを上げ、闘争心を燃やしていった羽生選手の姿を。

この件をまた蒸し返すのか、という声もあるようです。
でも、ワールドのあと出版された雑誌の多くが、この件について書いていたと思います。
なかには、羽生選手がプレスカンファレンスで、精神状態がぐちゃぐちゃだったと言ったのを、テン選手の件が原因で、という内容の注釈をつけた雑誌もありました。

私には、ライフのハビエル選手はむしろ、「だから、この件はもう蒸し返さなくていいんだよ」と言っているように読み取れました。
自分もまたひとりの選手として、羽生選手もテン選手も、両方の立場を理解して、握手したことを尊重してくれていると感じました。

気質の違う二人だからこそ、切磋琢磨しながら、あるいは同時にリンクにいなくてもお互いを意識しながら、尊敬しあって伸びてきました。
だからこそ羽生選手は、自分がクリケットにいない間にハビエル選手が構成を上げたことに、何かしらの感情を抱いたのだと思います。

サルコウをマスターしたいという羽生選手を快く受け入れ、仲間としてくれたハビエル選手。
お互いを鏡に映しあうような対照的な二人。
そうして世界のトップを争う二人を指導することに、コーチとしての誇りを持っているオーサーさん。
羽生選手の怪我がよくなり、また、クリケットのリンクでのそんな日々が戻ってくることを、待っていたいと思います。



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FaOI・幕張公演2016

FaOIの幕張公演をBS放送で観る事ができました。

まず、このずしんと来た、ショックなできごとを書いておかなくては。

安藤さんと華原さんの「I'm proud」が始まってしばらくして、これはもしかして…フルコーラスではない!
…いちごは?
あのいちごはどこに置いてきたの?

クラシカルに優雅に、夢見るように舞う安藤さん。
エレガントなスカートを脱いで、曲調はロックに変わる。
白いスカートを闘牛士のマントのように掲げ、彼女はそれを投げ捨てる。
誇りある、自分の意志で生きる、闘う女性。だからこその愛の喜び、そして悲しみ。

安藤さんのサルコウ。
トリノの頃から、4回転がどうってずっと言われていた。
今はそんな事は誰も覚えていない。
こうして、誇り高く、自分の人生を歩み自分のスケートで輝いている安藤さんが、本当に美しかった。

樋口新葉選手の「白夜行」、なんて幻想的な、しっとりした、悲しみに満ちた演技だろう。
樋口選手は町田さんを観てこの曲を滑りたかったのだという。
試合では、ジャンプに向ってひたすらスピードを追求する彼女が、実はそんな事を考えていたなんて。
逆回転のスピンも見せてくれたし、練習では3Aを跳んでいるという、アグレッシブな中に繊細さを秘めた彼女が好き。

織田信成さんの「愛の夢」も「トップハット」も、どちらも素敵!
軽やかでなめらか身のこなしに、高い技術がうかがわれる。

ハビエル選手の「韃靼人の踊り」、そして「マラゲーニャ」。
スケーティングがよく伸びてスピードがあって、時には細やかで正確で、本当に素敵だった。
試合ではどうしてもジャンプに注目してしまうけれど、このショーであらためてそう思った。
彼と安藤さんを観ていると、彼女にふさわしい男性になろうと努力しているのも、彼にとっての大きなモチベーションなのかな、と想像してしまう。
「誰かのため」は、なにも世界人類のためでなくてもいい。
たったひとりの大切な人を幸せにすること。


荒川静香さんは、もう別格で、優雅で繊細な、夢のような美しさだった。
本田真凛選手の、フレッシュで、内側から光り出すような明るさも素敵だった。
セカンドジャンプが高く大きくてきれいだった。

ジェフリー・バトルさんのクールな演技。
羽生選手にも素敵な作品を、どうかお願いします!

ランビエールさんのスケートはいつも絶品、極上の美しさ、氷上のバレエのよう。
宮本賢二さんが「感情ではなく、音の表現を100%にして」と羽生選手に言っていたのを思い出します。

ジョニーの「月光」、鈴木明子さんの「黒鳥」、そして、ハビエル選手と安藤さんの時間差「マラゲーニャ」など、観たかったけれど放送がなかった。
それは神戸公演まで、楽しみに待っていたいと思います。



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