「KENJIの部屋」第2回 全日本ノービス優勝

羽生結弦選手エピソード2(後編)
これまでで一番印象に残った試合、それはオリンピックよりも、初めて出場した全日本ノービス。
ヘアスタイルはプルシェンコさん、衣装はヤグディンさんの「Winter」のよう。
恐るべき子供、それは小学4年生の羽生少年です。



「試合が楽しくて楽しくて仕方なくて、その頃の練習量もすごかったので、もうミスをするという気配すら感じなかったですし」

2004 ノービス 1

「小学校4年生ながらに、絶対勝てると思ってたんですよ」

2004 ノービス 2

「びっくりして、これ世界選手権で戦える、とかちょっと思ってたんですよその時」

2004 ノービス 3

羽生少年の運命を啓示したのかもしれない、4番ジャッジのプレゼンテーション5.1。

2004 ノービス 6

7歳から将来を見通し、人生をスケートにかけると決意した羽生選手。
その目標をつらぬく冒険が始まります。
「人生設計がだいたい変わってないんですよ小学校の頃から。で、そのとおり動いてるんですよ今」

賢二の部屋

「ソルトレイクのオリンピックを見た時に絶対金メダル獲ってやるって思ったんですけど、それが7才とかなんですね。その時からずっと思ってましたもん。19才のオリンピックで優勝して、もう1回オリンピックに出てもう1回優勝する、っていうのが僕の今までの人生設計で、絶対に次のオリンピックで2回獲って、2回獲ったらそれはもう伝説的になるから」

賢二の部屋 21

「絶対金メダル、獲れるとは思ってなかったんですよ。獲れるとか獲れないとかじゃなくて、獲ってやるって気持ちが誰よりもあったと思います」
「もう一個。狙いますね。狙わないと意味がないですよね。だってそれが今スケートやってる一番の大きな理由だと思うので」


金メダルを獲ってやる、そしてもう一個狙う。
それがスケートをやっている最大の理由。
羽生選手のアスリートの魂は、子供の頃からずっと、そこにこそあるのでしょう。







画像お借りしました。ありがとうございます。
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「KENJIの部屋」第1回 ソチ・オリンピック

羽生結弦選手エピソード1(後編)

ソチ・オリンピックのお話が続く、「KENJIの部屋」エピソード1。
いつもと変わらない、ほどよい緊張感でオリンピックに臨んだ羽生選手。
会場の雰囲気、観客の反応を素直に感じ取り、個人戦で受けた大絶賛に何より感動した。
いつも、観客との結びつきを大切にする羽生選手らしいな、と思います。

ソチ 個人

表彰式ではこう言おうと子供の頃からシミュレーションしている、そんな様子も目に浮かぶようです。
お世話になった先生方の名前を全部あげて感謝しようとは、アカデミー賞の授賞式みたい。
そんな事を一生懸命考えてチャンスを待っていた羽生選手が、なんともいじらしく思えます。
でも結局、「悔しいです」しか言えず、町田さんのような名言を残すこともできなかった。

ここで、「ティムシェル」「汽水域」といった、町田さん語録について、とてもやわらかい目線で話しているのが印象的でした。
「それが彼なりの集中のしかただったのかな」と、羽生選手も言葉にこだわるほうなので、共感できたのかもしれません。

さて、ここから先が、今回の対談で一番大切な、オリンピック金メダル獲得後の心境をめぐって、です。

いつも自分に課題を発見し、それを克服していくことにモチベーションを見出す羽生選手。
あの時のフリーがパーフェクトではなかったからこそ、また次へと挑戦していく気持ちを強く持つことができた、と言います。

本当は、4年に一度のチャンスしかないオリンピックで、会心の演技をしてほしかった、と思うのです。
でも、もしもそうだったら、19歳のあの日の彼が選手生活のピークとなり、そのまま終わっていたのかもしれません。
悔しさの苦味をかみしめる事で、彼は未来をつなぎとめたのかもしれません。

過去の栄光に引きずられる、それに罪悪感を持つ、勝てば勝つほど追われる立場に自分を追い込む。
オリンピックの金メダルというのは、アスリートにとっての最高の、至上の目標だから。
それは、自分がどれほどの事をなし遂げたのか、手に入れてみないと本当にはわからないくらいの、目のくらむような高みなのでしょう。

集中しすぎて視野が狭くなることもある、という宮本先生の言葉は、何でも背負ってしまい自分を追い詰めがちな羽生選手をよく知っているからこその、愛情のこもったアドバイスなのだろう、と思いました。

賢二の部屋

心の声に耳を傾ける二人。とても素敵です。





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「KENJIの部屋」第1回 師弟のオリンピック

羽生選手と宮本賢二さんの対談、「KENJIの部屋」第1回。
有料放送なのですが、「J SPORTS」のサイトにさっそく書き起こしされています。
放送された発言内容が、ほとんどそのままに記録されていると思います。
羽生結弦選手エピソード1(前編)

対談での羽生選手には、「あさイチ」とは少し違う雰囲気のいたずらっぽさがあったりして、長い間の親しみと信頼が感じられました。
宮本先生のほうからは、羽生選手の立場を思いやって、支えてあげようという配慮がにじみ出ているように思いました。

KUNJI.png

ブログ・賢二流には、羽生選手と対談したことが6月25日に書かれています。
羽生選手の6月には、この対談もあったのですね。
お仕事、スケート、大学の勉強と、なんて忙しかったのでしょう!
タイトなスケジュールの中で、日本のどこか、リンクを借りては、深夜や早朝に練習していたのかと思うと、本当に頭の下がる思いがします。

貴重な時間を割いてイベントに出席したのに、「壁ドン」の話題ばかり聞かれてはそれは気の毒です。
特に、世界献血者デーのイベントなど、真剣な思いで出席しているときには。

ソチ・オリンピック金メダルの話題から、オーサーコーチのカルガリー・オリンピックへ話は続きます。



以前、記事にしたことがある、オーサーコーチのブライアン対決
ソチ・オリンピックでのフリップ失敗は、まさか、ブライアンの呪い?
「カナダの呪い」にかけたジョークかな、と思いましたけれど。

オリンピックの魔物は、26年の時を経てもなお、その弟子にまでしつこくつきまとうのでしょうか。
昨年の羽生選手はまだ、そんな執念深い魔物と戦っていたのかもしれません。





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神戸への旅 その4

他のスケーターやアーティストの素晴らしさは言うまでもありません。
でもただひとり、思わず涙しそうになったのは、フィリップ・キャンデロロさんの「ダルタニアン」を観た時です。

あの長野オリンピック。
開会式のロイド・ウェバーの「When Children Rule the World」を歌い、踊っていた子供たち。
各国の国旗をデザインしたかわいいニットを着た子供たちは、あれからどんな人生を歩んだのでしょう。
あの歌の願いは、今かなえられているのでしょうか。

思い出は突然よみがえってきます。
時間はいきなりゆがみます。
戻れない過去へのやり切れなさといとおしさとが押し寄せてきます。
そして、記憶が途切れ、思い出せず忘れてしまうことにもまた、その意味があるのでしょう。
記憶は過去を変えてしまうのかもしれません。
だからそこからまた、未来がはじまっていくのでしょう。
過去は、未来のためにあると思いたい。

いつかこんなふうに、ふっと、ソチでの彼を思い出す時が来るでしょう。
この夜の彼の姿も、きっと思い出すでしょう。
あの子は、本当にスケートが好きなのです。
硬くて冷たい氷の感触、痛いほどにはりつめた空気の匂い、美しい別世界。
そこでくるくると回り、風のように舞って、音楽になって、その疾走を身体に感じていたいのです。
歓喜する人々の目の輝きを受け止めていたいのです。
今日も明日も、きっとどこかで、彼はそのために生きているのに違いないのです。



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自分自身を喰らう者 其ノ弐

NHKのインタビューに答え、来シーズンを語る羽生選手です。

「別に勝ちたいから4回転を3つやるからとか、そういう意味はあまりないですね。
本当に自分ができると思って、自分がまた挑戦しなくてはいけないなというふうに思っているわけですし」

2015 NHK インタ SEIMEI

「完成形を目指して、またどんどんどんどん進化できることを楽しみながら」

2015 NHK インタ SEIMEI

「そのプログラムというものを滑り込んで、勝負に出れるような状態にすることがまず先決かなと思います」

2015 NHK インタ SEIMEI

「次のオリンピックまでにあと3年あるといっても、3年しかないと思っているので、自分の表現の幅というのか、そういうものを、いろいろ課題を見つけて今シーズンをまたオリンピックに向けて有意義な年にしたい」

2015 NHK インタ SEIMEI

「常にあしたの自分が今の自分を見たら胸張っていられるような、そんな今をすごし続けたいなというふうに思っています。」

2015 NHK インタ SEIMEI

色紙を書いて「日新日歩です。本当は日進月歩ですよね。」

2015 NHK インタ SEIMEI

「スケーターとしての現役生活というのは、そんなにそんなに普通のアスリートから比べたら長いものではない」

2015 NHK インタ SEIMEI

「日々進んで、月でやっと一歩進めるのではなくて、日々進み続けて、日々歩み続けたいなと」

2015 NHK インタ SEIMEI



いつものような、大きな記者会見場で、報道陣が詰めかけ、マイクとカメラに囲まれている時とは違う雰囲気のインタビューです。
つぶやくような声で、静かに、自分に言い聞かせるように話しているのが印象的でした。

「あしたの自分が今の自分を見たら、胸張っていられるような、そんな今をすごし続けたい」
その言葉通りの今を、この瞬間もまた彼は生きている。
それはまるでそこに見えるように、この手に取るように、そのままに実感できるのです。
あと3年と区切ったからこそ、後悔は絶対にしない、真剣勝負の日々にかけるのだと。

今回の挑戦について「自分自身を喰らう」、と話したそうです。
それは「過去の自分を超える」という意味だと。
なんと生々しい、凄絶な、そして彼らしい言葉でしょう。

過ぎた年の栄誉も、困難も、彼にとっては終わったこと、それは未来への踏み台でしかない。
過去は噛みしだいて、飲み込んで、明日からの自分のための血肉として進むだけ。
強烈な意志と執念を持つ、スケートの鬼がそこにいます。





画像はこちらこちらの動画からとりました。こちらも参考にさせていただきました。ありがとうございます。

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