杉田先生の解説する「バラード第1番」



杉田秀男先生解説の世界選手権・「バラード第一番」の演技。
まず小林千鶴さんが「フレデリック・ショパンのバラード第一番、ト短調」と言ってくださるの素敵がです。
とても雰囲気があって、音楽の世界へと誘ってくれると思うのです。

杉田先生は演技中はあまり発言されないのですが、そのあと羽生選手の事をたくさん褒めてくださっています。

「素晴らしい演技でしたよね。
最初に4回転のトウループ、回転は完璧なんですがランディングの時にやや後ろになってしまったという形で抜けてしまいましたけどね。
それ以外の演技というのはほとんど構えるというのがないですよね。
流れの中でどんどん展開していく、それが質の高い演技ですよね」

「ですからこれはプログラムとしては非常に難しいプログラムすけれど、
やっぱりそれを完全に自分のものにして滑れる。
短い間にいろんな事があって十分な状態じゃないのにこれだけ滑れるという才能はすごいですね」

「オーサーコーチと話したことがあるんだけど、素晴らしい生徒をあんた持ってるねって言った時ににこっと笑ってましたけどね」

「2人とも共通してるのは黙ってるとジャンプばっかりやってるんだよ」
「2人に必要なのはこれからはスケーティングの基本の動きじゃないの、と言ったら、その通りで今それをやらせているんだと言ってましたね。それがやっぱりプラスになって出てきていますね」

「フェルナンデスのジャンプの素晴らしさと、羽生くんの全体の動きの素晴らしさっていうのは対照的なんですけど、甲乙つけがたい個性の持ち主ですよね。魅力がありますよね」

「フェルナンデスは見るからに力のあるっていう感じですよね。羽生さんはどっちかといえば、ひ弱なんじゃないかと思うようなところでも、やる事をきちんとやってくる。だからそれだけに、また魅力を感じさせる。」
「正直、いろんなトラブルがあって、今シーズンは万全な状態で試合ができていないと言っていいと思うんですよ。それでもこれだけの事がやれるてのは、すごいですね。本当にすごいとしか言いようがない。」

「技術面もさることながら、精神的な面の強さ、それとやっぱり前へ前へと絶えず自分を進める目標の高さ、そのレベルがちょっと違うなという感じ。」


長々と引用してしまいました。
海外からの評価はとても高いのに、日本の解説者は羽生選手をあまり褒めない、という声をよく聞きます。
でも杉田先生のような重鎮が羽生選手の技術をちゃんと認めてくださることがうれしくて、書き起こしてみました。
もちろん杉田先生は、コンパルソリーをしっかりと身に着けた世代のかたなので、スケーティングについてはそれこそ玄人中の玄人なのだろうと思います。
「スケーティングを身につけたことがプラスになって出てきている」
「全体の動きの素晴らしさ」
と、褒めてくださる言葉にも重さがあります。

世界選手権2015 

そして、クリケットクラブでの羽生選手とフェルナンデス選手と練習の日々が想像できるようなお話。
あちらでハビ君が跳べばこちらでゆづ君が跳ぶ、男の子たちが生き生きとして競い合うリンク。
その間をナム君がさらっとすりぬけていく。
こらこら、君たちはほんとうにもう…と苦笑するオーサー先生が目に浮かぶようです。
そんな、楽しくて刺激的な日々の中で、実力を開花させていった羽生選手。

ハビエル選手は世界選手権で優勝してから忙しそうですね。
でも羽生選手のアイスショーはそんなに多くはなさそうなので、夏の頃にはまた一緒に練習できるといいですね。

そして杉田先生はこちらのSportivaの記事にも書いておられます。
「彼はまだピークを迎えていない」
そうです、これからジャンプ構成を上げていくのですから。
そのためにもちろん、基礎となる技術にさらに磨きをかけていくのですよね。






スポンサーサイト



テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

太田由希奈さんが羽生結弦選手をほめてくれたこと

グランプリファイナルの羽生選手の演技を、太田由希奈さんが褒めてくれていた事。

羽生のジャンプ、自然体だから美しい

太田さんの選手時代、その演技はとても美しくて柔らかく、バレエのようになめらかでした。
特にスピンやステップの優雅さ、手や腕の表情の多彩さ、繊細さは、素晴らしかったと記憶しています。
しかし怪我をされ、なかなか回復することなく、引退されました。
あまりに体が柔らかいと、ジャンプを決めるのは難しくなる。
いつか佐野稔さんが羽生選手について「ビールマンもできてジャンプもできる、そんな選手は普通いません」とおっしゃっていました。
柔軟性とジャンプ力とを両立できるというのは、本当に稀有なことなのですね。

さて、この記事でとてもうれしく思ったのは、羽生選手のジャンプ以外のところをほめてくれている事です。

「音の取り方だったり、スケーティングのきれいさだったり、フリーレッグの位置だったり。」
「スケーティングの最も基本となるクロスがしっかりと深く入っていて、氷へのタッチがとてもきれいになった。」
「高橋大輔選手も氷へのタッチが素晴らしかったが、羽生選手のスケーティングも本当に上達している。かつての日本のエースから新エースへ。長所がしっかり受け継がれている」
「つなぎの部分が美しくなったからこそ、今の羽生選手のプログラムは一枚の完成された絵のようだ。」

そうです、そうなんです!
羽生選手のスケーティングやトランジッションについて、太田さんが褒めてくださったことがとてもうれしい。
オリンピックで勝ってからも、怠ることなく努力し続けた羽生選手の成果を、ちゃんと見てくださったのがうれしい。
しかも、高橋大輔さんの長所を受け継いでいると認めてくださった事、涙が出るほどうれしい。

どの選手も、怪我や不調、辛い経験と戦いながら、努力し続けてきたのですよね。
羽生選手の「オペラ座の怪人」はまだまだこれから、もっともっとよくなります。
そうしたら太田さん、どうかまた、ほめてあげてくださいね。


人気ブログランキングへ

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

プロフィール

yuzurufight

Author:yuzurufight
読んでくださってありがとうございました

あたらしい記事
あたらしいコメント
カテゴリ
月別アーカイブ
タグリスト

羽生結弦 世界選手権 SEIMEI バラード1番 オペラ座の怪人 NHK杯 ファンタジーオンアイス ファイナル 宇野昌磨 天と地のレクイエム オーサーコーチ 国別対抗戦 パトリックチャン 全日本 宮本賢二 野村萬斎 高橋大輔 フェルナンデス ソチオリンピック 浅田真央 織田信成 FaOI 町田樹 オータムクラシック 小塚崇彦 KENJIの部屋 全日本選手権 プルシェンコ 無良崇人 能登直 宮原知子 中国杯 スケートカナダ 陰陽師 デニス・テン 佐野稔 パトリック・チャン ナム・ニューエン 本田武史 村上大介 FaOI 24時間テレビ チーム・ブライアン ハビエルフェルナンデス ファントム アイスジュエルズ 鈴木明子 Number 四大陸選手権 パリの散歩道 ボーヤン・ジン クリケットクラブ あさイチ ビリーヴ DOI オリンピック 平昌オリンピック 都築章一郎 ガーナ 山本草太 阿部奈々美 ボーヤンジン クリアファイル 安倍晴明 フィギュアスケートTV スポーツ酒場語り亭 安藤美姫 盛岡エキシビション ジェフリー・バトル 野口美恵 手術 NHK杯 ショパン ジョニー・ウィアー 本郷理華 八木沼純子 シェイ=リーン・ボーン 荒川静香 花になれ ロッテガーナ 衣装 NHK バスクリン ブライアン・オーサー シェネル 中日賞 ロッテ DOI 樋口新葉 村上佳菜子 スケートアメリカ デニステン 磯田道史 パパダキス フィギペディア アドラー ロミオとジュリエット 4回転 ロミオ+ジュリエット 四大陸 松岡修造 世阿弥 短歌 ロシア杯 村主章枝 トリプルアクセル フランス杯 仙台 世界ジュニア 花は咲く アオーレ長岡 トロント 俳句 闘争本能 ANA COC カナダ杯 ハビエル・フェルナンデス TCC 羽生結弦語録 リスフラン靭帯 ヤグディン 悲愴 樋口豊 カナダ選手権 欧州選手権 紅白 情熱大陸 スケーティング スターズオンアイス はたちの献血 ザヤックルール ナムニューエン アディアン アイスリンク仙台 岡崎真 ジャパンオープン きき湯 トゥクタミシェワ グレイシー・ゴールド ランビエール キシリトールホワイト 井上怜奈 G2 ジュベール イーグル 劇団四季 宇都宮直子 殿、利息でござる! 本田真凛 ジョニーウィアー フィギュアスケートLife 華原朋美 コーラスライン ティモシー・ゲーブル 川畑要 ラトデニ 4Lo 白岩優奈 ツィメルマン フロー ライフ ウィルソン フィギュアスケートライフ グランプリファイナル 献血キャンペーン 本田真凜 福間洸太朗 家庭画報 ジェフリーバトル 報道ステーション ブライアンオーサー Believe 献血 青嶋正 茂木健一郎 AERA 西野友毬 朝日スポーツ大賞 無私の日本人 題名のない音楽会 バレンタイン 長洲未来 清塚信也 シェイリーン 太田由希奈 ニューイヤーオンアイス ファイナルタイムトラベラー ネイサンチェン ケヴィンレイノルズ ゾーン 

あたらしいアイテム
検索はこちらから
QRコード
QR