姿勢の問題・再び

シンクロ銅に導いた井村雅代コーチのスパルタ言葉学
”大切なのは心の教育" 「シンクロの母」井村 雅代コーチ スペシャルインタビュー

シンクロナイズドスイミングの井村雅代コーチのインタビューについては、昨日、レモンパイさまからも、れもんさまからもコメントをいただきました。
その徹底したスパルタ主義の指導には、賛否があるかと思います。
でもこんなふうに、内容の濃いインタビューをしてもらえ、主張したい事が主張できるのは、8年ぶりの表彰台という結果を出したからだと思います。
「結果を出したから注目してもらえた」と言った羽生選手の言葉を思い出しました。

羽生選手については、ストイックに自分を追い込み追求し続けていて、井村コーチがおっしゃるような事はほとんどできていると思います。
もちろん、競技者として、日本代表としての心のありかたについてもそうです。
むしろ、勝負への意気込みをどうコントロールしてピーキングをうまく作るかが彼の課題でもあります。


ただ、れもんさまもおっしゃったように、ひとつだけ残念な事があります。
以前書いた記事を思い出しました。
ジョニー・ウイアーと羽生結弦選手・姿勢の問題

「五輪が終わってから、周りの方々に、姿勢とか表現の部分がもったいない、それができれば敵無しだ、と言ってもらえます。」
と、羽生選手本人も言っています。
表現はどんどんよくなっていると思いますが、姿勢は時々伸びていない事があると思います。
もちろん、体調がよくなくて、腹筋も背筋もうまく使えなかった時もあっただろうと思います。

でも今なら、生まれつきの骨格だから仕方ない、なんていうのは、きっと井村コーチなら許さないでしょうね。
クラシカルなプログラムだけではなく、ロック調のダンスでも、基本の姿勢がダウンしていると、明確なリズムをとることができないのではと思います。

「だから、普段の立ち振る舞いも教える。寒い時も背中を丸めちゃいけないとか。やっぱり格好いい選手、歩いたら人が振り向くような憧れの存在でいなければいけない。普段の生活から意識するというか、試合の時だけちゃんとするなんて、残念ながら人間ってそんなすべて化けることはできません。舞台に上がっている以外の時も意識するのが大切で、いくら良い演技しても終わったら変な歩き方とかしてたらダメです。」

もう、おっしゃる通りだと思います。




それから、井村コーチのゆとり教育批判には、別な見方ができるかと思います。
それについてはいずれまた。
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蒼い衣装のデジャヴ

この蒼い衣装。

ジョニー

悲愴

sn2015020318_60.jpg

憧れの先輩への尊敬とともに、自分らしさを育てながら伸びていく、アスリートの系譜が見えるようです。
この時のジョニー・ウィアーは20歳ですが、彼はスケートを始めたのが12歳なので、スケーター年齢としてはまだジュニアとシニアの境目?くらいなのかも。


2015年全国中学校スケート大会で2連覇した山本草太選手・おめでとうございます。
ショートとフリーで3回のトリプルアクセルを決めたんですね。
「絶対に、オリンピックで金メダルを取れるように頑張りたいです」
さわやかに宣言する姿も、羽生選手と重なって、応援したくなってしまいます。

羽生選手の後輩たちがどんどん成長しています。
目標とする先輩を近くに感じ、一緒に試合に出ていく経験は、選手を大きく育てるのですね。
内省的な深さを感じさせる宇野昌磨選手、開放的な明るさを持つ山本草太選手。
それぞれの魅力がありますね。
宇野選手は四大陸選手権にも出場するので、楽しみに、注目したいと思います。



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秘密があるんだよね?

Number868 の表紙にふと、何とも言えないデジャヴ感を覚えました

Number

こちらは10年ほど前、スケート雑誌の表紙を飾ったジョニー・ウィアー

img01bb9bcezik6zj.jpg

おそらく20歳の頃、全米選手権で1位になったころの写真だと思われます。
少しわかりにくいですが Weir is Here と読めます。
アグレッシブな取り上げ方は、「闘争本能」という、羽生選手につけられた表題と共通しているようです。
Number の羽生選手はやや面長に見えているので、よけいに似ていると感じてしまうのかもしれません。


首すじをやや左に傾けて、下から上を見上げるような、それなのに見下しているような、不敵な視線。
右頬から照らされた強いライトをはね返して、挑むような射抜くような瞳の輝き。
左頬にはやわらかな影が集まり、優しげにも寂しげにも見えます。
何かを問いたげな口元は、「秘密があるんだよね」とささやきかけてくるようです。

「秘密があるんだよね?」



これは…いつの間にか羽生選手の写真の話になってしまいました。


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ジョニー・ウイアーと羽生結弦選手・姿勢の問題

羽生結弦選手が憧れのスケーターとして以前からあげているのは、プルシェンコとジョニー・ウィアーですね。
特にジョニー・ウィアーは、羽生選手の衣装のデザインも手掛けてくれています。
こちらは20歳のジョニー・ウィアー。…つい最近、とてもよく似た表情の羽生選手を見たような気が。

Johnny Weir - 2005 US Nationals SP - snapshot

さてジョニーの魅力のひとつに、その美しい氷上姿勢がありました。
特に背中から腰に掛けてのインカーブが、いつもとても美しく伸びている事です。

ジョニー・ウィアー20歳のロンド・カプリチオーソ。なんと旧採点です。
この衣装は、彼の後姿の美しいラインをよく引き立てています。



そして羽生選手の姿勢について本人は、「やはり姿勢とかポジションとかまだ汚いなと思います」と言っており、その改善を今季目指してきたのですね。 
インタビュー 羽生結弦選手

「五輪が終わってから、周りの方々に、姿勢とか表現の部分がもったいない、それができれば敵無しだ、と言ってもらえます。」

日本人の目から見ると、羽生選手の姿勢がそれほど悪いとは思えないのですが、体調のよくない時などは、やはり背筋が伸びなくなるかもです。
そしてジョニー・ウィアーのはっとさせるほどの美しさを見ると、ああ、これが姿勢の大切さなんだ、とわかる気がします。

羽生選手は金メダリストになってからも、自分の欠点を指摘されたら、謙虚に受け止めて克服しようとしてきました。
特に「バラード1番」には、その成果がよく表れていたのではないかと思います。

バラード1番


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羽生結弦選手とジョニー・ウィアー

ファイナルが近づいてくるドキドキを、何とか鎮めたい今日は、羽生選手とジョニー・ウィアーについて一言書きます。
かつて、特にバンクーバー五輪の前あたりまで、ジョニー・ウィアーのスケートを知って大好きになった。
やわらかくなめらかなスケーティング、着地の美しいトリプルアクセル、繊細な表現力に、目が覚めるような思いだった。
しかし、試合では4回転ジャンプをほとんど決められず、再び到来した4回転時代に対応することができない。
競技から離れるほどに、その独特の美学が前面に出るようになってきて、ついていけないと感じるようになった。
そして、高橋大輔さんを始め、どんどん世界に出てくるようになった日本男子の応援の方が、私には大切になってきた。

羽生結弦選手は、小さいころからプルシェンコ選手やジョニー・ウィアー選手を尊敬する、と言っていた。
やがてシニアに上がる頃から、デザイナーとして活躍するようになったジョニー・ウィアーが、彼の衣装デザインをし始めた。
その衣装は、かつてジョニーが好んで着ていたコンセプトを、はっきりと受け継いでいた。
体にぴったりと沿ったライン、レースやフリル、透ける袖、きらめくビジュー、左右非対称に、斜めに上がっていく上衣のカット。
華奢な羽生選手の体に、それはとてもよく似合っていた。
・・・なんだかミサンガみたいな紐みたいなのを巻くのも好きみたいだけど?

以前ジョニーが日本のテレビ番組に出演した時、羽生選手のことをとても褒めていた。
特にジャンプがいいと言っていたけれど、それは誰もが言っていることだ。
ジョニーが語ったのは「自分が選手のころ、力が入っていないように滑ることを心掛けていた。羽生選手の演技もそんな風だ」ということだった。

羽生選手の演技、特にジャンプを見ていると、確かに自然に滑らかにきれいに跳んで、すっと下りてくる。
いつのまに跳んだのかわからないくらい軽やかで、変な癖がない。
うっかりと私が「インパクトがない」と思ってしまったくらい、するするとやってのけるのだ。
力いっぱいの豪快なジャンプに見慣れていて、その洗練と、確かな技術が理解できなかったのね。
本当にごめんなさい。

ジョニーさんのツイッターを引用します。本当にありがとうございます。
"So proud of Yuzuru Hanyu and Yan Han for performing through their pain and injuries at Cup of China. They are true champions."

・・・そういえば佐野稔さんは、羽生選手のジャンプを「あまりにも簡単に跳ぶのでつまらない」とか言ってましたね。
それもまた褒め言葉なんだ、と思っています。

   


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